はじめに
my new gear ... pic.twitter.com/shDtP15hIl
— らむれーずん(七宮 れい)☆+゚・🥒 (@rumrais1n) 2021年2月1日
どうも✋(´・ᴗ・` )
Apple Watch Series 6を買いました🥳
2018年の2月頃からApple Watch Series 3(GPS, 8GBモデル)を愛用していたのですが, 工場出荷時の状態でもwatchOS 7へのアップデートをするための容量がなくなってしまったのと, 後述するアナログ盤面の魅力に気づいてしまったもののSeries 4以降でしか使えない文字盤がかなり多く, Series 3では使える文字盤が少なくあまりいろいろな文字盤を楽しめないという理由で新調しました。
今年の9月まで待てば血糖値の測定ができるようになることや新形状が噂されるSeries 7が手に入ったりするとは思うのですが, 予約は殺到するでしょうし, ああいう「競争」に参加するのは好きではないのと, その競争に負けたりすると受け取りが9月ではなく10月くらいになったりするであろうことが考えられます。
血糖値測定や新形状は私にとって, 今年の終盤まで待つほど魅力的ではないなと思ったので, Series 6を買ってしまうことにしました。
きっかけ
そもそもSeries 6を買おうと思ったきっかけはこれまで嫌っていたアナログ時計の魅力に突然気がついてしまったことにあります。
幼少期からアナログ時計が嫌いだった私は, Apple Watchの盤面も「アクティビティデジタル」一択でした。
文字盤はこれしか設定せず, 他の盤面は全て「マイ文字盤」から削除していました。
ところが今年の1月のある日, 本当になんとなくアナログの文字盤を設定してみたんですね。
設定したのは「ユーティリティ」と「クロノグラフ」の2つ。特にこの「クロノグラフ」を見て, 「いやこれはひょっとするともしかしてアナログ時計ってかなりかっこいいのでは???」と思ったわけです。
現行のApple Watch 6はもうちょっと文字盤が多かった気がするし, あとはどんな文字盤があるんだとAppleの公式ページを覗いてみました(Apple Watch Series 4以降でしか使えない文字盤がたくさんあり, Series 3使いだった私が使える文字盤は限られていました)。
いやいや, 「クロノグラフ」よりかっこいい「クロノグラフプロ」とかいうのがあるし, 「インフォグラフ」なんかは「Apple Watchといったらこれ」みたいな顔だしめちゃくちゃ魅力的じゃん。。
Apple Watch Series 6, 買ってみないとわからないようなことをめっちゃググって調べてる
— らむれーずん(七宮 れい)☆+゚・🥒 (@rumrais1n) 2021年1月30日
いや, 別に買ってもお財布は大丈夫なんだがやはり5万くらいのものは慎重に検討したいというのがあり…
— らむれーずん(七宮 れい)☆+゚・🥒 (@rumrais1n) 2021年1月30日
めちゃくちゃ悩み始めます。
が, 冒頭に貼ったツイートの通りこの2日後に手にしていますので, まぁほぼ即決みたいな感じですねw
まぁここからいじり通す1週間が始まり, その中で時計に対する価値観が変わっていくわけですが, その前にこれまでの私の時計に関する価値観について説明します。
これまでの価値観
デジタル時計一択
アナログ時計の魅力に気がついたと書いたものの, 私はそもそも幼少期からアナログ時計が嫌いでした。
というのも, 私はまだ年齢が1桁の頃から電卓等「デジタル」のものが好きで, 当然デジタル時計も大好きだったのですが, 小学校に入ると学校内にある時計はみんなアナログ時計ですよね。
「見ればわかる」デジタル時計とは違い, アナログ時計は長針と短針と秒針の指す位置から時刻を「読み取る」練習が必要なのであって, 今考えれば見ただけでは使えないアナログ時計を使えるようになるための教育の一環として学校内にアナログ時計しか配置されないのは当然わかるのですが, 小学生の私がそんなことに思い至るはずもありません。
当時暮らしていた実家にも私の幼少期にはアナログ時計しかなかったということと相まって, 私はアナログ時計をひどく嫌うようになってしまいました。
ですので「絶対にアナログ時計は買わない」というポリシーの下, 子供の頃に親に買ってもらったり自分で買ったりした時計は, 置き時計も腕時計も全てデジタル時計でしたし, アナログ時計嫌いを強める私を知る親は, 実家で新しく買う置き時計はデジタル表示のものを用意してくれていました(自分で言うのもアレですが良い親ですね)。
秒まで読み取れないとだめ
私は家を出るのが遅くなりがち(寝坊しているわけではなく起きてからのんびりする)なので, 自宅から駅までとか駅間とかをよく走ります(今はCOVIDの流行もありリモートワーク中心ですので駅にすら行かないですが)。
駆け込み乗車はちょっと気が引けるので, 駆け込み乗車をしなくて済むように次の駅までの道のりを全力で走り, 弾む息を抑えつつドア前の列に涼しい顔をして並ぶんです。
そうすると09:30:00と09:30:45は同じ「9時半」でも全然違うんですよね。
例えば09:32に発車の電車があったとして, 歩けば5分で09:32の電車に間に合う場所(地点A)にいるのにあと3分で駅に着かないと09:32の電車に乗れない場所にいるとします。
要するにこういうことです↓
イベント | 時刻 |
---|---|
現在時刻(@地点A) | 09:29 |
電車の発車時刻 | 09:32 |
上記の電車に乗るために地点Aにいるべき時刻 | 09:27 |
そのまま歩いていたのでは間に合いませんので, 走ることにします。
でもこの09:29という時刻, 同じ09:29でも09:29:03くらいなのでしょうか。それとも09:29:49くらいなのでしょうか。
前者と後者では走るスピードが変わってきます。
前者の場合電車の発車まで約3分ありますが, 後者の場合はもう約2分くらいしかありません。
「たった1分じゃん」と思うかもしれませんが, 09:32発車の電車に09:33には乗れません。当たり前のことです。朝の1分は昼間の30分に相当します。
経験のある人はわかると思いますが, 走って移動時間を1分短縮するのってけっこう大変なんですよね。
この"1分"を短縮するか否かによって走るスピードも気合いも何もかも変わってきますから, 秒まで表示できない時計というのはあり得ないと思っていました。
Apple Watchユーザー各位はわかると思いますが, Apple Watchには
- デジタル表示で
- 秒まで確認できる
という文字盤は「アクティビティデジタル」と「インフォグラフ(上のコンプリケーションに『デジタル時計』を配置する)」の2つのみです。そのうちの「インフォグラフ」はSeries 4以降でしか使えませんので, Series 3を使っていた私が使う文字盤は「アクティビティデジタル」一択だったというのは, この価値観が根拠になっています。
これからの価値観
さて, ここからは私の中で変わった価値観の話です。
もう20年以上も大事にしてきたこの価値観ですが, Apple Watch Series 6の購入であっさり変わってしまいました。
これ以降で時計の文字盤についてゴチャゴチャと書いていますが, 私は時計が趣味なわけでも時計の専門家なわけでもありませんので, その点はご承知おきいただければと思います。全くの素人目線で書いています。
「見た目」も楽しむアナログ時計
デジタル時計の魅力は何と言っても「見てすぐわかること」です。
アナログ時計とは違い, 「読み取る」必要がありませんから, 瞬時に正確な時刻を把握することができます。
一方でアナログ時計は「見た目」も楽しめるということが魅力の1つとしてあるのだと気づきました。
私が愛用しているのは「クロノグラフプロ」と「インフォグラフ」の2つです。
「クロノグラフプロ」はクロノグラフの時計のデザインがベースの伝統的で安定感のあるデザインです。
伝統的とはいえ, ストップウォッチ利用時には時間計測に最適化されたUIに切り替わり, 「スマートウォッチらしさ」も感じられます。
「インフォグラフ」は8つのコンプリケーションが設定でき, たくさんの情報を一気に表示できます。この情報量の多さが「インフォグラフ」の何よりの魅力だと思いますが, これは先程の「クロノグラフプロ」とは違い, 先進的で「スマートウォッチらしい」デザインだと感じます。
同じアナログ時計ベースのデザインであっても, それぞれのデザインで表情が全く違い, この表情の違いを楽しめるのがアナログ時計の魅力だなと感じられるようになりました(スマートウォッチだからこそ, 安価に複数の文字盤を楽しめるのですが)。
必ずしも「秒」まで出ている必要はない
駅まで走るのに秒数表示があることが必須だと言いましたが, この「秒」が必要になるのは
- 電車やバスの時刻があるとき
- 仕事で会議の開始時刻が決まっているとき
くらいです(会議の開始ギリギリまで仕事をしていたいので, いつも会議の開始時刻のギリギリを攻めています)。
これは本当に最近気がついたのですが, 家の中の時計を見ていても「秒」って案外見てないんですね。
先程の話とは違い, 19:00:00も19:00:48も大して変わりませんし, 時間の制約があまりない時は19:00も19:05も大した差ではありません。夕方の30分は昼間の10分くらいの価値しかありません。
そんなことに気がついたので, Apple Watchのデジタル盤面の殆どを占める, 秒が表示できない盤面も「マイ文字盤」としての選択肢に入ってきました。
そこで気づいたのがもう1つの価値観です。
「盤面」である必要もない
Apple Watchの文字盤の多くは, まぁ"Watch"ですから従来のアナログ時計やデジタル時計のデザインをベースとしているものが多いですよね。
でも7セグの白黒液晶や物理的な長針と短針のついた文字盤を使っているわけではなく, 何でも表示できる液晶画面を使っていますので, 必ずしも「盤面」のデザインじゃなくても良いんだなと気づきました。
この「インフォグラフモジュラー」という文字盤, なんとなく「時計」というよりは「ダッシュボード」って感じがしませんかね。
インフォグラフモジュラーは前に述べたインフォグラフやクロノグラフプロよりは出番は少ないですし, 私としては「盤面」のデザインの方が好きかなぁと思ったりしていますが, 新しい形の時計の1つとして, こんなのもありなのかなと気づけたのは, 個人的にはちょっと面白かったです。
おわりに
時計に関しては素人のくせに, ここまでで6000字近くもダラダラと書いてしまったわけですが, 価値観が変わることがあまりない私にとって, これはとても大きなイベントだったので, 鉄が熱いうちに書き殴ってみました。
これからこのApple Watch Series 6とは長い付き合いになると思うので, 便利に使っていきたいですね。
ちなみにこれまで使っていたSeries 3は下取りに出すのでお別れです。
社会人1年目の冬に買い, 会社に行く時にも旅行や出張に行く時にもいつも一緒だったのでちょっと寂しいですが, 使わないものを持っていても仕方ないですからね。
3年間お世話になりました。便利な毎日をありがとう。